目の病気 まとめ
目の病気 まとめ
2019年10月現在、理化学研究所におけるiPS細胞による治療は、一歩ずつ進められています。
理化学研究所の神戸市立医療センター中央市民病院で、2014年9月に2例目の自己iPS細胞由来網膜色素上皮細胞シートを網膜に移植しました。
1年後の評価において、腫瘍形成、拒絶など認めず、新生血管の再発もみられませんでした。
また、移植手術前の視力を維持しており、安全性試験としての経過は良好でした。さらに、その後1年半経過した現在も、腫瘍形成や拒絶反応はみられていません。
2017年3月28日、「滲出型加齢黄斑変性に対する他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液移植」を実施。
************************以下の内容は、2013年12月に掲載したものです。*************************
その後、2014年9月に先端医療センター病院で、iPS細胞由来の網膜色素上皮シートを滲出型加齢黄斑変性の患者さんに対して移植が行われました。 現在は移植後の経過を観察中です。
「目の病気」シリーズを整理しておきます。
目の構造と仕組みから始めたこのシリーズの目的は、(13)、(14)及び(15)の項目でした。
関心のある項目を参照して頂ければ幸いです。
なお、目に良いとされているブルベリーの効果に関する論文は、2013年11月時点では明らかな有効性を評価している報告は見あたりませんでした。
また近年、話題となっている「レーシック手術」については、国民生活センターによれば、2009年度から2013年11月8日までに危害が発生したという情報が80件寄せられており、その有効性ばかりが取り上げられていますが、リスクについての評価が十分ではないことから今回は割愛させていただきました。
(1) 目の構造と仕組み
(2) 目の検査
(3) 白内障とは
(4) 白内障の検査
(5) 白内障の治療
(6) 緑内障とは
(7) 緑内障の検査
(8) 緑内障の治療
(9) 目のチェックソフト1
(10) 目のチェックソフト2
(11) 加齢黄斑変性とは
(12) 加齢黄斑変性の治療
(13) 抗VEGF療法
(14) iPS細胞を用いた加齢黄斑変性症の治療研究1
(15) iPS細胞を用いた加齢黄斑変性症の治療研究2
(16) iPS細胞以外の加齢黄斑変性の研究
まとめ