一年の計 (2)元旦に計画は?
一年の計 (2)元旦に計画は?
「一年の計は元旦にあり」とよく言われます。
ご存知の通り、一年の計画は年の初めの元旦に立てましょう。また、物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てる事が大切であると言うことわざですね。
同じようなことわざに「一日の計は朝にあり」とも言われ、また「一生の計は少壮の時にあり」と言うことわざがありますが、これらはいずれも安井 息軒(やすい そっけん)と言う1799-1876年に生きた江戸時代の儒学者の言葉です。
「何事を志すにしても、とりかかりの最初が肝心である。」事を示唆する人材育成のための指針だったようです。
安井息軒が座右の銘とした言葉に「半九」と言う言葉があります。
これは「百里を行く者は九十を半ばとす(る)」という意味で、「何事も最後までやり遂げる時は、その終わりが最も困難であり、苦労するものであるから、九分を通り越した所をようやく半分まできたと考え、気を抜かずに最後までやり遂げることが必要である」という意味が込められていますね。
さて、前回いくつかのカレンダーソフトをご紹介させていただきました。
個人的には2014年末までのカレンダーに今年の予定や計画を書き込みましたが、その内容はクリニックの長期休診(ゴールデンウイーク、夏休み、冬休み)の予定や個人的な旅行の計画に過ぎません。
確かにこれらも計画ではありますが、「志(こころざし)を実現するための達成目標」とはだいぶかけ離れています。私の計画はこんな拙い(つたない)計画ですが、自らの健康の維持に努め今年も一年間、このクリニックの働きを支えたいと願っています。
と言う目標を達成するには、九半に習うなら「11月まで来てようやく半分と心がけ、気を抜かずに12月末までを目指そうと思います。
どうか皆様は、志を達成するための周到な計画をご準備下さい。