一年の計 (3)人生設計
一年の計 (3)人生設計
「一年の計(画)」のシリーズで始めたこのコラムでは、(1)カレンダーソフト、(2)元旦に計画は? をお示ししましたが、一年の計画は、より長い人生設計あるいは人生の計画の中ではほんの一コマに過ぎません。ですので、一年の計画は、より長い人生設計の中での一年分に過ぎず、より大切な事は人生全体の計画、あるいは目標と考えられます。
そこで今回は、「人生設計について」簡単に触れてみたいと思いますが、私自身が語れるほどの者ではございませんので、「あくまでも簡単に」引用させて頂きます。
(A) 人生設計
「一年の計画」よりも大切な事は、「人生の設計」、「人生の目標」あるいは「人生の計画」であることは明らかです。
安井息軒も「一生の計は少壮の時にあり。」と言っています。
つまり、少壮(青年期)の夢や計画、その計画を企画する志(こころざし)に基づいて、各人がこれまでの人生を歩んできたはずです。
しかし、多くは自分の志や計画の変更を余儀なくされて来たかも知れません。
それでもこれからの残りの人生であっても「人生設計」は必要であると考えます。
なぜなら、思いつきや行き当たりばったりで、何とかなるような余裕のある方はそれほど多くはないからです。 仮に短期間に決断し、計画通りに進んでも、やはり時間をかけて熟考し、計画通りに進まなくても充実感や達成感は得られるのではないでしょうか。
人生の計画と一言で言っても様々な面がございます。
ここでは、臼倉 登貴雄(うすくら ときお)氏のサイトをご紹介しておきます。
関心のある方はご覧頂きたいと思います。
(B) 目的と生きがいは自分次第
これからの人生をどう生きるかを考える上で、基本となる「目的」や「生きがい」は、ご自身で決めるしかありません。なぜなら、ヒトに指示・指導された「生きがい」や「目的」で満足できるかどうかは、人各々の価値観や考え方によるからです。
従って、どの様な人生であってもあなたご自身の「生きがい」を見いだすことが出来るのは、あなた以外にはいないからです。
(C) 生きがいに大切な3要素
上の臼倉登貴雄氏によれば、「生きがいに大切な3要素」は、「対象」「存在」「目標」であると指摘しています。それにはご自身の家庭内での役割、地域ボランティアや趣味、学習、交流といった余暇活動など、充実感や幸福感が得られる対象があることをあげています。
そして、一緒に楽しむ仲間がいれば、帰属意識につながり、自分の存在感や使命感を感じることができ、
さらに、異体的目標を持つことで、満足感と達成感が得られる。また、生きがいを感じられるように、日ごろから感性を高め、感じる心を磨いておくことも大切である。と指摘しています。
異体的目標とは、普通とは異なる独自の目標を意味するそうです。つまり生きる上で、あなただけのオリジナルな目標を見いだす事ではないでしょうか。
そして多くの場合、目的が社会貢献につながることで、自分自身が社会に役立っているという実感が得られるなら、「生きがい」につながるのではないでしょうか。そう言う意味では、地域活動や生涯学習活動などを通して、周囲の人達との関わりながら、同じように「生きがい」を求めている人達と意識の共有をはかれると示しているように思います。
「簡単な」引用でした。