一年の計 (4)人生に必要な三要素
一年の計 (4)人生に必要な三要素
前回「(3)人生設計」で、生きがいに大切な3要素は、「対象」「存在」「目標」であることを引用しました。
それでは、どうやって生きがいを見い出すかについて、もう一歩踏み込んで見たいと思います。
もう一歩踏み込むとは、上記の三つについて、具体的に興味のある「対象」を探すこと、周囲とのつながりを作ることで自分の「存在感」を感じること。そして、各々の「目標」を具体的に描くことです。
(A) 興味ある対象を探す
以前「シニアのための大学」を批判しましたが、生きがいを見いだす目的として、自分の経験と考え方だけに頼るのではなく、新しい学びの場として、「放送大学」の300科目の講座の中から興味あるテーマを選んでみてはいかがでしょうか。
例として「基礎科目」のリンク先を示しておきますが、リンク先の左の科目やコースから興味あるテーマがあるといいですね。
もちろん学術的なテーマに限らず、スポーツでも釣りでも、あるいは料理でも音楽でも何でも構わないので、興味あるテーマを通して、これまでの仕事だけに限った人間関係とは異なる新たな人間関係も築いていける可能性もあります。
また、NHK学園・生涯学習通信講座でも様々なジャンルの学びが可能ですし、
ヒューマンアカデミーの通信講にも多くの講座がございます。
本格的にパソコンに取り組むなら、札幌情報技術学院の講座は安くてお得感があります。
やる気次第では、自宅で陶芸もできるかも知れません。
他にも、ナレッジサーブの講座一覧の受講料順をクリックしますと受講料無料の講座もございます。
これだけ多くの講座の中で、あなた自身が「やってみたい」、「学んで見たい」あるいは「これから先の人生に活かしたい」と思えるような講座はございませんでしょうか。
(B) 社会とつながり「存在感」を得る
生きがいに必要な3要素は、「対象」「存在」「目標」の三つでしたが、この中の「存在」とは、一緒に楽しむ仲間がいると帰属意識が高まり、自分の存在感を意識出来ることを指しています。要は周りとのつながり、地域や社会とのつながりを意味するものです。
初心者の域であってもそれなりに、ベテランの先輩とのつながりも出来ると思います。
他方、中には若い頃から「たしなんできた経験や技術・知識」を要することであれば、初心者を指導する立場で周囲と関わることもあるでしょう。
さらには、共感できる仲間がいたり、地域で求められている技能があれば、地域社会への貢献につながることで、社会とのつながりを意識できるでしょう。
あるいは、その意欲を形にするためのやり方として、ボランティア活動もありますが、社会起業家として社会問題の解決を事業化することも決して不可能ではございません。
(c) 目標を具体化する
生きがいに必要な三つ目の要素は「目標」でした。
残りの人生をのんびり過ごしたいと考えている人もいれば、自由に楽しみたい、身近な社会の問題に取り組みたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
どうかお一人お一人の、考え方、価値観に基づくあなたご自身の独自の新しい目標に一歩踏み出すことでこれからの人生を楽しんでいただきたいと期待します。
「夢をあきらめないで」を紹介します。