急性心筋梗塞 (7)予防法
急性心筋梗塞 (7)予防法
心筋梗塞にならないためには(1)狭心症を治療する事。(2)基礎疾患を治療してメタボにならないようにする事です。
- 狭心症を治療する:薬物療法とカテーテル治療がありますが、その前に定期的に心臓の検査を受けるようにしましょう。最低でも年に一回は心電図検査を受けましょう。
- メタボの予防:食生活や生活習慣を改善し、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症を予防あるいは治療する事で動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクを抑えられます。血圧に問題がなければ、日常生活に適度な運動や身体活動を取り入れましょう。40才以上の方は毎年の特定健診・後期高齢者健診・健康増進法健診を受診する事で、メタボの状態をチェックできます。食生活では、タバコ、アルコール、カフェインは自律神経を興奮させますので、心臓や脳の血管を収縮させます。
- 植込み型除細動器(ICD):AEDが身体の外から電気ショックをかけるのに対して、あらかじめAEDを体内に埋め込んでおくタイプの除細動器です。これにより心臓が心室細動を起こしたとき、自動的に電気ショックを与えて乱れた拍動を修正してくれます。 現在のICDのサイズは名刺箱大で、電池寿命は約6年。心室細動発作のある人には保険が適用されます。
以上で急性心筋梗塞のシリーズをいったん終了とさせていただきます。