原発事故から身を守るには まとめ
原発事故から身を守るには まとめ
このシリーズは2015年1月23日に「まとめ」を公表しました。
その後も、東京電力による福島第一原発の汚染水漏れの隠蔽や原理力規制委員会の原発再稼働承認など、周辺住民の避難経路の確保が出来ていないにも関わらず、「再稼働」にまっしぐらです。
もはや2020年の東京オリンピックの招致が決まれば、福島の問題は中間貯蔵施設建設と放射線規制制限区域の解除を急いでいるだけであり、復興支援を終息させてしまうかの印象を受けます。
今の政権は、福島の復興よりも集団的自衛権や憲法改正に軸足を移し、かつ「電力業界と経済産業省」の癒着は何も変わったようには見えません。
2015年3月9日には、ドイツのメルケル首相が来日し、原発政策のみならず歴史認識問題や東アジア情勢にも貴重な助言を頂いたにも関わらず、もはや聞く耳を持たないかのようです。
追加情報として、「政府事故調査委員会のヒアリング記録」を付け加えておきます。
************ 以下は、2015年1月23日の原稿です ******************
この時期、東日本大震災で被災され亡くなられた方々とそのご家族のことを思いながら、原発事故の問題について振り返って頂ければと思います。
この「原発事故から身を守るには」の長くてまとまりのないシリーズを閲覧頂きましてありがとうございました。
3.11により多くの犠牲者及び被災者とそのご家族にとっては、今もなお避難生活あるいは生活の再建に向け、日々格闘されておられる方々も少なくございません。
加えて、以前とは全く異なる環境でご家族での生活がバラバラになってしまったり、家族構成まで変わってしまった方々も多くいらっしゃいます。
災害の中でも他の自然災害とは異なり、原子力発電には解決できていない様々な問題を抱えた事業であり、その災害後の問題に対しては、何の解決策も確立できていないまま使い続けてきた事を一度立ち止まって考えなおす機会であると思います。
このシリーズを通して、安易に根拠もなく政治家や識者あるいは学者と言われる方々の発信される情報を受け止めて良いのかどうかも慎重に考えなければならないことを経験しました。
今後も繰り返される原発をめぐる情報には、一人ひとりが疑問を持って対応していく必要があるように思います。このシリーズを閲覧下さいましてありがとうございました。
(1)放射線の種類 ・・・・・・まずは基礎知識を確認しましょう。
(2)地面から1メートルの高さで測定している理由 問を持って考えましょう。
(3)年間1ミリシーベルトの根拠 ・事故対策の基準はどこが作ったの?
(4)ベクレルとシーベルト ・・・・・単位の違いを理解しましょう。
(5)国が定める線量基準 ・・・・・・この基準で大丈夫でしょうか?
(6)他の線量基準は? ・・・・・・・より信頼できる基準は?
(7)ECRRとICRPの違い ・・・・・・違いがわかれば、立ち位置がわかる!
(8)国の被災者支援組織 ・・・・・いざという時あてになるか?
(9)内閣府の特命チームの任務は? ・このチームはどちらの立場で動いている?
(10)外部被曝と内部被曝 ・・・もう一歩踏み込んで基礎知識を固めよう!
(11)内部被曝の検査
(12)ホールボディーカウンター ・これだけでは不十分かも?
(13)福島における内部被曝調査
(14)チェルノブイリ法
(15)核のゴミ処分地の科学的選定を断念・・国の方針は事故後も決められない。
(16)国連科学委員会
(17)一般市民のための放射線測定所
(18)食品のの基準
(19)生活必需品 ・・・・・・・・・・・・・確かな防衛のために
(20)被曝を証明するには
(21)デジタル式個人線量計のテスト ・手元にあったほうが良さそうです。
(22)被曝線量の公表
(23)空間線量と個人線量
(24)三種の放射能防災グッズ ・・・・・・備えあれば憂いなし!
(25)モニタリングをやりたくない理由
(26)再稼働を止められるか
(27)火山学会は逃げの作戦
(28)目には目を
まとめ