ドライアイの季節 (2)ドライアイの防止
ドライアイの季節 (2)ドライアイの防止
ドライアイの防止
ドライアイを防止するためにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。
1)基本は湿度管理です。
加湿器を上手に使いましょう。
冬の乾燥を防ぐためには、加湿器が必須です。暖房の効いた部屋では湿度が40%以下まで低下しています。目にとっても、お肌や健康管理上もよい状態ではありません。
そればかりか、インフルエンザやRSなどのウイルス感染を受けやすい環境を改善するためにも加湿器を使って湿度を管理しましょう。湿度は最低でも40%以上、出来れば50%以上に設定しましょう。
2)仕事中や外出先では目薬を使いましょう
風が強い日は目薬を携帯し、外出時に点眼薬で目に潤いを補給しましょう。
目薬は、病院あるいは薬局の薬剤師さんに相談して、防腐剤の入っていないタイプの目薬を選びましょう。
3)子供のテレビゲームはともかく、成人もパソコンの作業時間を意識的に短くする事を考えましょう。
普段よりも乾燥した環境にいることを考えれば、遊び時間や作業時間を少しでも短くすることを考えて下さい。
また、パソコンやテレビの視聴の際には、適切な明るさの室内で画面に向かいましょう。
暗い室内で画面を見ますと、より画面を凝視し、瞳孔が開きます。
その結果、光をより多く取り込み、疲れ目の原因となります。
加えて、日没の時間も夏から秋にかけて次第に早くなり、冬になればさらに早くなります。
テレビの視聴時だけでなく、車の運転の際にも早めにライトを点灯しましょう。
また、目をこすりたくなった際には、すでにドライアイである状態かも知れませんので、こすることで「角膜に傷が入り、角膜炎」を起こす可能性がございます。
さらには視力低下の原因にもなりますので、目薬を使った後、瞼の上から軽く押さえる程度にしましょう。
次回は、ドライアイを伴う全身疾患についてご説明します。