<肺炎ワクチン>高齢者向け品薄に 接種希望者が急増
<肺炎ワクチン>高齢者向け品薄に 接種希望者が急増
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00000012-mai-soci
12月26日、毎日新聞は、「東日本大震災などの影響で、高齢者向けの肺炎球菌ワクチンの接種希望者が急増し、品薄になっていることが分かった。」と報道した。
このサイトでも以前、以下のように肺炎球菌ワクチンについて述べた。
65才以上の肺炎球菌ワクチン接種について http://takamidai-clinic.com/?p=1951
肺炎(1)肺炎の統計と肺炎の原因 http://takamidai-clinic.com/?p=1956
肺炎(2)肺炎の症状と診断 http://takamidai-clinic.com/?p=1963
肺炎(3)肺炎の予防と肺炎球菌ワクチン概要 http://takamidai-clinic.com/?p=1966
肺炎(4)二つの肺炎球菌ワクチンの違い http://takamidai-clinic.com/?p=1969
日本医師会と大人の肺炎球菌ワクチン販売会社であるMSD株式会社は、「成人用肺炎球菌ワクチンの不足について」としてワクチンの不足を案内していた。http://www.hokkaido.med.or.jp/new/kinkyu/vaccine01.pdf
同社は被災地の宮城、岩手、福島の3県に優先的にワクチンを供給しており、全国に十分供給できるようになるのは来年2月以降だという。
この所の寒波は、東北地方の高齢者には不安と危機感でこの年末年始を迎えているに違いない。
この成人用肺炎球菌ワクチンの有効期間は5年間とされていますので、例え2月を過ぎても接種しないよりは接種される事をお勧めしたい。加えて、インフルエンザも流行し始めていますので、併せて接種を促して欲しい。
ワクチン情報の伝達と共に行政側の迅速な対応にも期待したいところであるが、被災地域にとっては行政対応も追いついていないのだろう。 せめて年末年始は暖かく過ごして欲しい。