タマシイを抜かれた人々(8) 地域医療に貢献する タマシイを抜かれた人々(8) 「あの頃のフォークが聞きたい」と言うタイトルで始まる日曜朝6時15分に始まるラジオ番組がありました。 この番組は、フォーク歌手の「なぎら健壱」が1960年代~1970年代の懐かしいフォークソングを中心に紹介するラジオ番組です。残念ながら番組は2014年3月末をもって終了しました。 この番組の冒頭に流されるテーマ曲(上記のリンク先で聞けます)の歌詞の中に以下の言葉が歌われています。 「♪ギターにすっかり タマシイ 抜かれてぇさぁ それから 俺らは フォークシンガー♪」 ・・・・・曲のタイトルは「あの頃のフォークが聞きたい」。 上のリンク先で一度、テーマ曲をお聴きになってから、以下の2015年のタマシイを抜かれた人々をご紹介しましょう。 1) 西川公也農相の栃木県支部が2013年7月、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に日本が初参加する直前に、砂糖メーカーの団体「精糖工業会」から100万円の献金を受けていた。 「♪ 砂糖にすっかり タマシイ抜かれてサ~ それから農相は TPP長者~ ♪」 ・・・・PTT交渉が長引けば長引くほど、献金が増えそうですね。 →曲のタイトルは「TPP交渉はいつまでも続けたい」。 その後、西川農相は2月23日に「違法行為は全くないのに、いろいろ迷惑している」と不満を漏らしながら大臣職を辞任しました。 結果的にTPP交渉における日本の農産物重要5項目を守る事について、安倍首相は後ろ盾を失い、なし崩しとなる可能性が指摘されます。しかし、これはひょっとして総理のもくろみだったのかも知れません。 これでTPP交渉は前進しますから。 2) 2020年の東京オリンピックでは、開催国の禁煙条例の制定に飲食店業界が反対。オモテナシは一儲けのためだったのでしょう。 「♪ 儲けにすっかり タマシイ抜かれてサ~ それからモテナシは 儲けの演出~ ♪」 ・・・・オリンピック招致活動では隠していたが、オモテナシの本音は金儲けでした。 →曲のタイトルは、「オモテナシは 儲けたいから」。 3) 望月義夫環境相と上川陽子法相がそれぞれ国の補助金の交付決定通知を受けた総合物流会社「鈴与」(静岡市清水区)から寄付を得ていた。 「♪ 寄付金にすっかり タマシイ抜かれてサ~ 指摘されても 知らなかった~ ♪」 ・・・・・知らなかったで済まされるのですから、政治家の責任とは 軽いものです。 → 曲のタイトルは、そのまま 「指摘されたときの寄付金は 知らなかったで済まそう。」 国会議論で報道される中で、繰り返される寄付金問題。懲りないというか、国会でこんな事に時間を割かれては、それこそ税金の無駄使いです。 一発退場でレッドカードにしてしまえ! 議員定数是正、年金問題、集団的自衛権のいずれもが未解決のまま。 はっきり言えば、無能な政治家が無駄に時間と税金を使っているだけでしょう。 そんな政治家に票を入れているのは、国民です。と言う事は、無責任な国民に過ぎないのかも。 4) 中川郁子農林水産政務官は2015年3月10日、衆院農水委員会に出席し、西川公也前農林水産相が辞任した夜に同僚議員と路上でキスをする写真が報じられた事を陳謝した。その後、再び「うつ病」で入院した。 「♪ ♂にすっかり タマシイ抜かれてサ~ それからうつ病で 入院患者~ ♪」 ・・・・入院すればマスコミの目から逃れられますし、不倫疑惑で追い回されることもありません。しかし、「うつ病」と言う病名は「どうして?」か不思議です。 なぜなら、男女関係がうまく行かずに「うつ病」と言うのは、「うつ病」患者さんに失礼でしょう。それとも入院して自由に出来ないから「うつ病」になったと言うなら理解できます。 → 曲のタイトルは、「政務官でなかった頃の 自由が欲しい」。 ふさわしい立場は「性務官」か! 5) 全国47都道府県議会で2013年度に政務活動費を支給された約2700人の議員全員の使途について調べた結果、政治資金の支出との二重計上や政治資金パーティーへの支出など、不適切な処理や、税金で賄う政務活動費の支出としては疑問が生じる事例がまとまって見つかった。 「♪ 既得権益にすっかり タマシイ抜かれてさ~ それからみんなで税金泥棒~ ♪」 ・・・・領収書不要の政治活動費名目で税金を万引きしている実態が明らかにされた。 → 曲のタイトルは、「前からの既得権益を守り続けたい」。都道府県議員はシロアリでした。 こんな議員を選んだ県民は、シロアリを育てていたようなものです。 6) 2015年5月27日、国際サッカー連盟(FIFA)の幹部6名が汚職の疑いでアメリカ連邦捜査局(FBI) によって逮捕、14名が起訴された。 加えて、すでに開催予定が決定されている2018年のロシア大会、2022年のカタール大会の選考過程にも疑惑が持たれており、さらには2026年の開催地決定の延期が決定しています。 「♪ 利権で賄賂にまみれてサ~ それからみんなで~ 山分けした~ ♪」 ・・・・・FIFAの幹部そのものが患部でした。 → 曲のタイトルは、「あの頃のサッカーで 錯覚した」。 もはや自助努力だけでは透明性を確保できません。全役員幹部がレッドカードの判定を受けたようなものです。