あなたの町に (2)あきらめきれない問題
あなたの町に (2)あきらめきれない問題
自分の住む町が危険物にさらされるかも知れません
「米軍の基地移設問題」は、決して沖縄だけの問題ではありません。
同様に、「放射性廃棄物の保管場所の問題」も、指定された地域だけの問題ではないはずです。
少なくとも福島第一原発の事故に伴う「高レベル放射性廃棄物」は、東京電力管内である首都圏を含む関東9都道府県の放射性廃棄物を福島だけに負わせる事になると考えられます。
しかし、福島第一原発だけでなく、他の原発立地自治体は「使用済み核燃料の長期保管」までを承知の上で、原発の建設を了解してきたのでしょうか。
つまり、今、名護市辺野古で行われている「在日米軍基地の移設問題」は、単に基地移設に留まらず、同じような政治的圧力で「放射性廃棄物の処分場」として自分の住む町が指定された時、果たして私達に何が出来るかについて考えます。
あきらめられない問題に取り組む
より具体的に言い換えるなら、「基地移設」や「放射性廃棄物の処分場」を自分の町にはつくらせないようにするには、どうすれば良いかを考えて見たいと思います。
まさかそんな方法があるのだろうか?と考えることをやめてしまう前に、まずはじっくりと腰を据えて「自ら打開策を模索する」作業こそが求められるのではないでしょうか。
そのような方法があるはずがないと思われるなら、あなたは「あなたの町に基地が来ても放射性廃棄物がきても」黙って受け入れる事を意味します。
そして、政治にも法律にも疎いこのコラムを読むことは、さらに意味がないでしょう。
だからといって、これらの問題が簡単ではない事は明らかであり、とても私の経験や能力の範囲及び問題の規模からも、手の打ちようがないことは明らかです。
たった一つだけ、明らかなことは、「経験も知力もないからこそ、壁に突き当たって行き止まりを知るまでは、このような問題にもチャレンジする愚かさ」を持ち合わせていることです。
言い換えれば、「やってみなければ解らないでしょう!」、「考えて見なければ解らないでしょう!」
これを言いたかったのです。
先の見通しも立てられない、あきらめの悪いバカかも知れませんね。
でもこの問題は、簡単にはあきらめられない問題ではないでしょうか。
次回から、問題を掘り返して見たいと思います。