眼瞼下垂 まとめ
眼瞼下垂 まとめ
<クリニックから>
<保険診療と自由診療のハザマ>
眼瞼下垂に限らず、腋臭(ワキガ)の治療などでは、保険診療で可能な範囲と自由診療で新しい技術を導入し、より進んだ治療を行っている医療機関もあります。
この場合、患者さんは「出来るだけ保険診療で、しかも美容の部分まで治療できれば」とより多くを希望される事が少なくございません。
保険診療と自由診療の分類は、医療機関が決めているものではありませんので、「確実な治療に加え、より多くの美容上の仕上がり」を求められれば、美容を中心に治療法を相談される事をお勧めします。
<自由診療における治療成績はわかりにくい>
自由診療における新しい技術や理論は、一般的な医学書にはあまり紹介されていません。そのため、治療技術の信頼度や結果、あるいは評価に透明性が確保されているとは言いがたい現状にあります。
この部分については美容関係の学会が中心になって、評価と治療成績等を何らかの形で公表して頂くことで、患者さんからより多くの信頼が得られるのではないでしょうか。
しかしながら現実は、ほとんど治療成績の出ていない試行錯誤中の医療機関や症例数が少なくて技術の向上を期待できない医療機関もないとは言えません。
加えて、美容的な治療の結果の評価は、評価方法や評価基準がそのものが簡単ではない面もございます。
<美容上の出来・不出来の評価は人によって異なる・・・・・医療機関側も困っている>
他方、医療機関側としては、上手く治療出来たと判断しているにも関わらず、患者さん自身の印象からクレームをつけられることもあり、美的感覚の違いのみで判断されるなら治療できないと考えたり、あるいは紹介患者さんに限定して治療を行い、トラブルを避けたいと考えている医療機関もございます。
どちら側にとっても現状の問題をより少なくしていく方向性を見出して頂きたいと思います。
<現状では患者さんが困る>
このような現状の中で患者さんが医療機関を評価して治療先を選択することが如何に難しいかをご理解いただきたいと思います。
関連情報とは言えないかも知れませんが