花粉症(1)花粉症とは
花粉症(1)花粉症とは
パソコン故障のため、しばらくこのサイトの情報を更新できませんでした事をお詫びいたします。
さて東日本大震災から丁度一年の3月11日、この日の暖かさから一転し、翌月曜日と今日の火曜日は朝から雪の舞う日となりました。従って、桜の開花は少し遅れそうです。
それに伴い、例年よりも花粉症の症が現れる時期もやや遅れていますが、すでに鼻炎や目の周りのかゆみといった症状で来院される患者さんが増えてきました。
花見の前に花粉症対策をご説明させていただきたいと思いますが、その前に花粉症について簡単にご説明させて頂きます。
花粉症とは
スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどのアレルギー症状を起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。アレルギー性鼻炎は、アレルギー症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)の種類によって次の2つに分類されます。
(A) 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
原因となる花粉が飛ぶ季節だけアレルギー症状が現れます。
日本国内では、以下の約60種類の植物アレルゲンにより花粉症を引き起こすと報告されています。
アレルゲン:スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、シラカバなど。
症 状:鼻の三大症状だけでなく、目の症状(かゆみ、なみだ、充血など)を伴う場合が多く、その他にノドのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。
(B) 通年性アレルギー性鼻炎
アレルゲンが一年中あるので、アレルギー症状も一年中現れます。
アレルゲン:ダニ・家の中のちり(ハウスダスト等)・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛・フケ。
症 状:喘息、アトピー性皮膚炎などを合併することがあります。
最近では、通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方に悩む人や、複数の花粉に反応する人も増えており、ほぼ一年中くしゃみ・鼻みず・鼻づまりや眼のかゆみ・異物感に悩まされるという人も少なくありません。
まずは症状が現れたかな?と思いましたら、早めにお近くの内科またはアレルギー科を標榜している医院を受診されることをおすすめいたします。
あるいは特に鼻の症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)や目の症状あるいは皮膚の症状が著しい場合は、耳鼻科、眼科、あるいは皮膚科でも局所療法を受けることができます。