東京スカイツリーの人気が不思議に思える
東京スカイツリーの人気が不思議に思える
東京タワーの代わりに建てた電波塔である東京スカイツリーが高さ634メートルと言うことで、なぜか人気があるのかテレビでしばしば紹介されている。
地方に住み、地方の便利さを考えると、よくもあの狭いところにあんな大きな物を立てたものだと思うくらいしか関心は持てない。
なぜなら、電波塔としてこれまでの東京タワーとの違いよりも、我先に登らんとする観光名所としての紹介の印象が強いからだ。
加えて、これまでの東京タワーとの違いや、建設にかかった費用と期間、工事中に発生した騒音被害などはあまり問題にされていない。
人工の建物の高さと言う点では、確かにこれまでにはない高さの建造物ではあるが、あちこちの地方にある山に登った方が、静かさや景色に加えて空気のきれいさや空気の冷たさなど、登らなければ決して味わうことの出来ない自然を楽しめる。
高ければよいと言うなら、飛行機に乗ればそれよりも遙かに高いところから、景色を味わうことも出来る。
さらに、開業されれば連日大賑わいとなるに違いないのだが、人混みの嫌いな私から見れば、決して行ってみたい場所ではない。
他にも、行ってみたい所や会いたい人はいるし、展望台などと言うところに興味はない。
なぜかマスコミ報道では、やや興奮気味に東京スカイツリーを取り上げている理由は、他を取材するより簡単だからかな?とさえ思ってします。中には関心のある人がいてもいいのだが、鉄道マニアとかカメラマニアの人達の方が遙かに勉強熱心で、頭が下がる。
他にも野鳥の会の人や動物あるいは植物に夢中になっている人達の方が、趣味としても深いだろう。
昔、東京で暮らしていた頃、やはり東京タワーが気になって、子供を連れて東京タワーに行ったこともある。
その後、相模原市に転居した際、子供を連れて相模原市内を車で走行中、市役所近くの消防の赤色の電波塔のような物を見て、子供が「東京タワーだ!」と言った事を懐かしく思い起こす。
そんなことを考えると、東京スカイツリーで興奮しているマスコミは、当時の自分と同じお登りさんなのかとも思えてしまう。
まあ、東京都民は東京出身者よりも地方出身者の方が多いのだから、東京スカイツリーで騒いでいることは、それほど不思議に思うこともないのかもしれない。
私自身は関心はないと言っている一方で、グーグルマップで東京スカイツリーを検索し、ウエブカメラで「東京スカイツリー」を見ると、建設途中の画像を見ることが出来た。
こんな事をしているやっぱり私もやっぱり「東京スカイツリー」が気になっているのかもしれない。