ヒトとペット(犬)の関係 (1)ペットを飼うと言うこと 地域医療に貢献する ヒトとペット(犬)の関係 (1)ペットを飼うと言うこと ペットとの暮らしの始まり ヒトは動物を家畜として飼い始め、その後も狩猟の時に役に立つ犬や、農耕において害獣となるネズミなどを駆除してくれる猫と生活を共にすることで、ヒトの暮らしに役立ててきました。 犬の場合、犬が主従関係を好む習性から家族の一員として飼われ、(ヒトと犬などの)動物種を超え、他の動物との共存が可能であることから、コンパニオン動物とされてきました。。 近年では、訓練して盲導犬や聴導犬あるいは介助犬や警察犬として人々の暮らしを助けてくれる存在にまで発展しています。 しかしながら、必ずしも実用的な働きを担うことがなくても、犬は多くの国で愛玩用(ペット)として人々に癒しを与える存在として親しまれています。 ペットの数 最近の国内におけるペットの数は、ペットフード協会からの資料によりますと、 http://www.yomiuri.co.jp/nie/note/kids/200912/02/suji01.htm の通り、 2008年で犬が約1310万頭、猫が1373万頭と言う数字が報告されています。 合計のペット数は、2600万頭を超える驚くべき数です。(もし一世帯の人数が4人なら、日本国内では一家に一頭に相当する数字です。) ペットを飼う理由 ペットを飼う理由のランキングは、http://healing.itp.ne.jp/pet/ranking/detail.php?rbase=5 に示されています。 ペットを飼うとどうなるか? 実生活において合理的な思考と判断を行うヒトでありながら、飼い主はペットと一緒に暮らす楽しみと同時に何か精神的な癒しを与えてくれているのだろうと言われ続けてきた。しかしながら、これまでその科学的な根拠を明らかにすることが出来ないできました。 さて、次回からはペットを飼い始める理由は置いておき、ペットを飼った結果、ヒトの神経生理学的状態はどうなるか?についての科学的な知見をご紹介させて頂きたいと思います。