違和感を覚えるバトミントン記者会見1 -謝罪会見と言うにはお粗末-
違和感を覚えるバトミントン記者会見1 -謝罪会見と言うにはお粗末-
世界のトップクラスで活躍しているバトミントン選手が、そろって闇カジノとの関わりが明らかにされた。
2016年4月8日、朝日新聞デジタルは、バドミントン男子の桃田賢斗選手(21)と、田児賢一選手(26)の「裏カジノ」との関わりについて、所属するNTT東日本から、「裏カジノで金を賭けていたことを認めた」との連絡が日本バドミントン協会に入った。事を伝えた。
そして同日、NTT東日本の責任者と共に謝罪会見を行い、賭博の経緯と実態を明かすと共に、今後に向けての考え方を明らかにした。
謝罪会見と言うにはお粗末
NTT東日本の両選手の記者会見を聞いて、違和感を覚えたのは私だけだろうか。
私の感じ方と類似の掲載や投稿がないかと検索したところ「バドミントンの会見を見て思ったんだけど、「やっぱり」という言葉でスポーツを汚さないで欲しい。」と言うブログを見つけた。
私はほとんどブログに目を通すことはないのだが、上記ブログの「ゆきぼう」さんと似たような感じ方をした。
「やっぱり」っと「勝負事にいるスポーツ選手なのでギャンブルに惹かれた」と言う点である。
上記ブログでも述べているように、全てのスポーツ選手がギャンブルが好きだと言うことを前提として自らの行為(闇カジノとの関係)を正当化しているかのような説明をした印象はぬぐえない。
勝負事はスポーツに限ったことではない
あえて言う必要もないが、勝負事はスポーツに限ったことではない。
まるでスポーツ以外の仕事は勝負ではないかのような機械的作業であるかのような仕事と考えているとすれば、大きな間違いであり、認識の誤りと言える。
どのような仕事でも、責任を持って少しでもより良い仕事を目指しているなら、常に最善を尽くしているかどうかは、自らとの戦いであるという面で、日々、自分との勝負でもある。
それは同時に同業他社との競争にさらされているからであり、少なくとも二人はその恩恵の中でNTT東日本でバトミントンを続けられていることを理解できていないのだろうか。
それともバトミントンさえ上手ければ、現在の自分たちの立場は当然、与えられるべき地位と考えているのだろうか、甚だ疑問である。
いやそれどころか、バトミントンでNTT東日本を支えているとでも思っているかも知れない。
すなわち、彼らの中に根を張った「傲慢(ごうまん)」が自らを抑えられなくした原因ではないだろうか。