一部マスメディアの質の低さは視聴者を見下している2 地域医療に貢献する 一部マスメディアの質の低さは視聴者を見下している2 報道する側の意識の違いは? 前回の報道から次の点に疑問を感じられますが、報道する側に扱うニュース(この場合は、前回示したA~C)に対する認識の差はどこからくるのかと疑問に思われます。 1) 2016年5月14日、不倫騒動をテレビ番組内で謝罪したベッキーに比べ、同じ日に釈明会見を行った舛添要一都知事の歯切れの悪さを野放し状態で聞く記者の熱の無さが浮き彫りになった。 2) 桝添都知事の釈明会見は、記者クラブを通した会見であったと思われるので、どの報道も内容に差は見られず、解説者の批判的な視点で辛うじて独自性を保ったに過ぎない。 3) それに比べれば、ベッキーと川谷に関する報道は、報道各社が様々な独自取材を重ねており、報道そのものに熱が入っている。 4) 何よりもベッキーの相手となる川谷氏に対するメディアの姿勢は、寄らず触らずと言うか元より限られた知名度しかない事から、「お前のことを宣伝などしてやるか」との判断が働いていたのだろうかと不思議でならない。 5) 他方、演出家として世界的な活躍をされた蜷川氏に関する報道もメディア側の独自性をいくらか感じさせられたようにも見えたが、取材のしやすさも明らかである。 → しかしながら、庶民あるいは国民に影響を及ぼす切実な問題は、(C)桝添都知事の政治資金流用問題であり、取材記者の大物政治家に対する遠慮か熱の無さが顕著に現された報道姿勢と映った事は明らかであり、報道各社のプライドは程度の低さを現したとも言えないだろうか。 次回は、取材記者の熱の入り方について述べます。