食事バランス (1)食事バランスとは 地域医療に貢献する 食事バランス (1)食事バランスとは グルメ・リポーターによる全国各地域の名産品の紹介や旅番組では、しばしば各地のおいしい料理や食材が紹介されています。 また、多くの旅行ガイドやドライブ・マップでも地域で評判のいくつもの店が紹介されており、楽しみの一つとしての地位が確立されていることから、様々なジャンルの店が掲載されています。 いずれの食材や紹介される料理あるいはお店は、それぞれすばらしいに違いありません。 また、あなたご自身にも近くのレストランや有名でなくともお気に入りのお店があることと思います。 しかしながら、美味しい食事をおなか一杯食べる事が、健康な食生活ではないことは明らかです。 健康な食生活でもっとも必要な事は、単品の料理の味ではなく、食事おける栄養素のバランスです。 どんなにおいしいラーメンでもラーメンだけでは、食事バランスとしては問題があります。 また、年齢や活動量によっても必要な栄養素とその量は異なると考えられます。 そこで、このシリーズでは自分にふさわしい食事の栄養バランスについてご一緒に考えてみたいと思います。 食事バランス このシリーズでは、農林水産省が取り上げている「食事バランスについて」、ご紹介します。 その目的は、次の2点にあります。 1) 1日に必要な食事の質と量に関して「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考にする。 2) 健康で豊かな食生活の実現を目的とした「食生バランス」に基づく食事は、疾患の発症率や寿命にも関係する事を具体的に示す。 つまり、健康的な食生活を送るために厚生労働省と農林水産省が、「何を」「どれだけ」食べたらよいのか、分かりやすくしようとまとめた資料があります。 早速、早く知りたい方、食事バランスに関心のある方は、農林水産省のこちらのサイトをご参照ください。 この食事バランスガイドは1日に食べるとよい食品を「主食」「副菜」「主菜」「牛乳、乳製品」「果物」の五つの料理グループに分け、グループごとに「つ(SV)」という単位で1日の摂取量の目安が示されています。 そしてこの5つの食品のバランスを下のようなコマの図で表しています。 次回は、この5つの食品のバランスについてご一緒に考えて行きましょう。 <私見> このシリーズの目的を上に2つ示しました。 しっかりとこの2つをつかんで頂きたいと思います。 その理由は、病気の発症リスクを押さえ、あなた自身の寿命に関係するからです。