食事バランス (14)世代別食事バランス 地域医療に貢献する 食事バランス (14)世代別食事バランス 世代やライフスタイル別に食事バランスについてその特徴から「トピックス」としてアドバイスが農林水産省のサイトに紹介されています。 また上のリンク先には、世代別にチェックシートで用意されていますので、日頃の食事についてチェックしてみましょう。 以下の内容は、上記リンク先の「トピックス」を世代別に紹介させて頂きました。 シニア シニア世代は、加齢とともに内臓の機能も低下し、食欲不振になりがちです。 味付けを工夫したり、季節を感じる食材を美しく盛り付けるなど見た目にもこだわってみましょう。 時には外食をしたり、友人と楽しく食事をするなど、いつもと違う雰囲気で食べるのも気分が変わります。 中高年男性 中高年男性は、脂質やアルコールが過剰になりやすいため、肥満からくる生活習慣病が増える時期です。 脂質の多い揚げ物などは控え、適度な運動も取り入れながら食生活の改善を考えてみましょう。また、外食時でも野菜の多いメニューを選ぶように意識することが大切です。 女性 ご飯を中心とした低脂肪の食事が、日本人の長寿・健康の理由だといわれています。 低カロリーで腹持ちがよい食べ物なので、「ご飯は太る」というのは誤解です。 ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な緑黄色野菜も取り入れながら、ご飯をしっかり食べる和食中心の食事を心がけましょう。 ・・・・多くの女性は太ることを気にしていますが、摂取する糖質や炭水化物(ご飯だけでなく、うどんや甘い物)の全体量が炭水化物の摂取割合を増やしています。 特に甘い物の摂取が多いと、食欲や満足感は満たされますが、相対的に必要な栄養素の摂取が妨げられ易い傾向があります。つまり食事バランスが崩れやすく、摂取エネルギー量もやや多い食生活になっていないかをチェックして下さい。 若者単身者 若者世代で著しく増加しているのが、朝食の欠食率です。 夕食を食べる時間が遅いことや夜更かしなどで、人間が本来もつ「体内リズム」が乱れていることが食事バランスを崩してしまう要因のひとつです。 また若い世代ほど、野菜や果物の摂取が少ないのが現状です。 まずは朝食をしっかり食べて、元気に一日をスタートさせましょう。 そして、外食時でも野菜の多いメニューを選ぶなどの工夫が必要です。 ジュニア世代 成長期の子どもに必要なのは、強い骨や歯をつくるカルシウムを摂取することです。 加えて、いろいろな食べ物をバランスよく食べて多くの栄養を摂取しましょう。 核家族化やライフスタイルの多様化により「孤食」や「個食」、「欠食」なども問題になっていますが、食事はコミュニケーションの場としても大切です。家族そろって楽しく食事をしましょう。 また、日本の食材・食文化に関心の深いシェフたちがジャンルを超えて集まり、2005年に「超人シェフ倶楽部」が設立されました。 シェフとしての知識や経験をもとに、地場産品の支援や地域の食文化を伝える活動、さらに正しい食習慣の普及や新しい食文化の発信などを通して、食料自給率の向上や食育の啓蒙を追求しています。 2007年開始の「超人シェフのスーパー給食」プロジェクトは、学校給食の現場で働く栄養士や調理師とともに、日本を代表する一流のシェフが学校給食のメニュー作成から調理に携わる新しいスタイルの食育活動として注目を集めています。 地場野菜や日本の伝統的な食材を、シェフのアイデアを生かしたメニューに仕上げ、子どもたちの給食として提供しています。 超人シェフ倶楽部が公表しているレシピも参考にしましょう。