ハチ毒アレルギー (3)アナフィラキシーとは
ハチ毒アレルギー (3)アナフィラキシーとは
アナフィラキシーとは
ハチ毒や食物(卵、ミルク、他)、花粉、ダニ、薬物等が原因で起こる、急性アレルギー反応のひとつです。
アナフィラキシーは、じんましんや紅潮(皮膚が赤くなること)等の皮膚症状の他、ときに呼吸困難、めまい、意識障害等の症状を伴うことがあり、血圧低下等の血液循環の異常が急激にあらわれるとショック症状を引き起こし、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまうことがあります。これをアナフィラキシーショックと呼びます。
アナフィラキシーの原因物質
アナフィラキシーを引き起こすきっかけには、ハチ毒アレルギー、食物アレルギー、薬物アレルギー、花粉症等があります。最近では、この他にもラテックス(天然ゴム)によるアナフィラキシー等が注目されています。
アナフィラキシー(アレルギー反応)といっても原因となる抗原(アレルゲン)や症状のあらわれ方は 様々です。アナフィラキシーは、症状が急激にあらわれることから、即時型(あるいはI型)アレルギーに分類されます。
アナフィラキシーと即時型アレルギーの違い
食物アレルギーや花粉症などの即時型アレルギーの中にハチ毒アレルギーも分類されます。
日頃、皆さんがよく耳にする花粉症やアレルギー性鼻炎、気管支喘息等も即時型アレルギーに入ります。これらの即時型アレルギー症状があらわれる部位は、鼻や気管支等、疾患により限定されています。
それに対し、アナフィラキシーの場合は全身にアレルギー症状があらわれるのが特徴です。
アナフィラキシー体質を調べましょう
アナフィラキシーチェックシート と言うものがございます。
あなたの「アナフィラキシー危険度」を推定するためのチェック項目ですので、お試しになってはいかがでしょうか。
今回でハチ毒アレルギーをいったん終了します。