夏休みの過ごし方 2012年
夏休みの過ごし方 2012年
昨夏、このサイトでは、「各国の夏休みを比べて思うこと」 について書きました。
今回は、「2012年 夏休みの過ごし方アンケート速報」 を自分の夏休みの過ごし方と比較してみました。
上記の「今年の夏休みの過ごし方アンケート速報」によれば、
- 夏の連続休暇日数の平均は「7.2日」。
- 夏休みの過ごし方が決まっている人は74.8%。
- 国内旅行の旅行期間は平均「4.4日」。
- 海外旅行の旅行期間は平均「7.6日」。
- 海外旅行・国内旅行の手配状況を聞いたところ、「すでに予約が完了している」(51.7%)、「手続き・調整中」(19.8%)、「予約を始めていない」(26.4%)という結果となった。
費用対効果の高い夏休みの取り方
私の場合、上記のアンケート結果のいずれにも属さない。
なぜなら、何もこの暑くて混雑する時に、わざわざ高い料金設定でサービスを受けて何も良さそうなことは期待できないからである。
要するに、私の場合、家でじっとしている。この選択が最も疲れずに経済的効果が高い。いわゆる「夏休みの費用対効果が高い」と考えています。
これまでもゴールデンウイーク、夏休み、年末年始のまとまった休みにはほとんど出かけたことがない。「果報は寝て待て。」のごとく、じっとして過ごすことに専念しているとさえ言えるような状態の休み方です。
多くの人達が、東へ西へ、海へ山へと旅行し、実家だ親戚だとあちこち挨拶に回るのだろうが、それもしない。だただたひたすらに家でゆっくりと過ごす。あえて何もしないでゆっくりと過ごす。
子供の頃の夏休みの反動か? それとも繰り返しか?
私が子供の頃、休みというと祖父母の農業の手伝いに行く親に連れられて、さらなる田舎に行った思い出がある。せっかくの夏休みに子供にとっての農業は決して楽しくはない。
トマトやナスなどの野菜、スイカの収穫もあったが、牛や山羊に餌をやり、小屋の掃除、雑草取りなどで過ごした。祖父の軍服なども見て、戦争があったことを実感した。
そんな思いでもあってゆっくりと過ごしたいから、時間を気にすることもなく、どこへも行かず、何もせずに過ごす。
他人から見れば、何とつまらない休みの過ごし方だろうと思われるかも知れないが、自分がどういう休み方で休まるのかについて、他人の評価など関係ない。
ゆっくりと新聞をめくり、飼っているペットたちと過ごし、家庭菜園の野菜を収穫し、近くの公園を散歩する。 ???規模は違うが、子供の頃と似たような事をしているのかも知れないとも思う。
食事は近くの店でお総菜を買い集め、ついでに好みの冷たいお酒も用意して、音楽を聴きながら、ゆっくりとした時間を楽しむ。
盾にされないために安全装置の確認をしたい
私の夏休みは、つまらない過ごし方かも知れません。しかし、先の大戦の遺族の方々、広島・長崎の被爆者遺族や福島第一原発のために避難生活を強いられている方々からみれば、こんな贅沢な休み方はないだろうと思う。
折しも60数年前を思い起こすなら、玉音放送により国民に敗戦が公表された日であり、韓国にとっては朝鮮半島を支配していた日本から解放された日である。
日本にすれば原爆が投下されたことから、アメリカは何と残酷な国だと考えるだろう。他方、韓国にすれば日本支配を終わらせてくれた救世国のように映っていても不思議ではない。
もとより無条件降伏を打診されながら、戦力分析における冷静さや情報収集力の欠けた状態で逃げ回っていただけでなく、当時の日本軍部は沖縄の人々を盾にしていたのだ。
よく失敗した後から、「二度と同じ過ちを犯さないように」と言われるが、最初の過ちの原因は何であったのかを明らかにし、同じ原因を生まないように何重にも安全装置を取り付けておく必要があるのではないだろうか。
安全装置の確認がおろそかされているなら、いつか自分自身が盾にされるかも知れない。事実そう言うことを行ってきた国であり、現在も原因究明や対策が不十分な状態で原発を動かしているのだから。
政治の仕組みにも、また原子力発電所についても安全装置を日々確認しておかなければ、取り返しのつかない事態に再び陥らないという確証はないものと思う。
サイトの更新は、夏休み中の8月16日まで お休みさせていただきます。
それぞれの人にとって楽しい夏休みをお過ごし下さい。