能力と品格は別もの まとめ
能力と品格は別もの まとめ
優れた技能や力量、あるいは才能を持つヒトやその業績が評価されたヒトに対して「品格」が求められがちです。
しかしながら、横綱になること、オリンピック代表に選ばれること、あるいは優れた業績があるからと言って、それらの方々に皆、「理想とする品格」を期待し、「品位に劣る」と判断された途端に批判の対象とされてしまいます。
しかしながら、能力が評価されたことと、「品格を備えているかどうか」については、全く別ものと考えるべきではないでしょうか。
以下の各項目で、「品格」について考えてみましたが、能力が評価されることと品格を期待する事に無理がありそうだと気付く事が必要であると見ても良いのではないでしょうか。
他方、「品格」は何ら特別なヒトに対してのみ求められる事ではなく、学校教育現場における様々な問題に対する教育者や教育委員会の対応を見れば明らかです。
品格は他者に求めるのではなく、自ら探求しては
「ヒトとしての品位」は、高齢者になるまでの人生の様々な過程を経て、錬られ、鍛え上げられていくものではないでしょうか。
少なくとも、他人に品格を期待するよりも、何ら才能や能力について評価されなくても、自らが「品格」を求めることの方が建設的ではないでしょうか。
そのために参考になりそうなのが以下の書籍かと思います。どちらも待合室の本立てにございます。
能力と品格は別もの まとめ
(1)デザートは別腹 ・・・「デザートは別腹」と「(能力と)品格は別もの」、チョット似ているか?
(2)品格とは? ・・・何をもって「品格」としているのか?
(3)品格教育の実際 ・・・アメリカにおける「品格」の定義とそのための教育目標。
(4)日本における「品格」について ・・・横綱審議委員会の内規が定める品格とNHKアナウンサーが指摘する品格について
(5)横綱に品格を期待できるか? ・・・求められる「品格」の具体的イメージさえ伝わっていない状態で、「期待できる」と考えられる根拠はなさそうです。