内臓脂肪を減らすための運動量について
内臓脂肪を減らすための運動量について
内臓脂肪の蓄積を原因とするメタボリックシンドロームのチェックは、40歳以上の方を対象として特定健診、後期高齢者健診などで調べることが出来ます。
しかしながら、生活習慣の改善や食事内容の見直しで、実際に「内臓脂肪を減らすにはどうすれば良いのでしょうか?」と言ったご質問をしばしば受けます。
そこで今回は、内臓脂肪を減らすための運動量や生活における身体活動量について一つの目安をお示ししたいと思います。
その内容については、「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)」を抜粋した内容です。
まず、内臓脂肪型肥満の人が確実に内臓脂肪を減らすには、一週間で下記の運動量で10エクササイズ以上の運動が求められます。最初は軽い運動から始めましょう。
一週間で23エクササイズを目標として、その内の4エクササイズを運動で、残りの19エクササイズは生活における身体活動で消費しましょう。
下記の運動量及び身体活動量はあくまでも一つの目安です。持病のある方や体調の優れない場合、急に気温が下がったり上がったりした場合など、状況に応じて無理のない範囲で少しずつお試しになって下さい。
1エクササイズに相当する運動の例 | 運動時間(分) |
ボーリング、バレーボール、フリスビー、ウエートトレーニング(軽い中強度レベル) | 20 |
早足歩き、体操、ゴルフ、卓球、バトミントン、アクアビクス、太極拳 | 15 |
軽いジョギング、ウエートトレーニング(高強度)、ジャズダンス、エアロビクス、バスケットボール、水泳(ゆっくり)、サッカー、テニス、スキー、スケート | 10 |
1エクササイズに相当する生活活動の例 | 活動時間(分) |
ランニング、水泳、柔道、空手 | 7~8 |
普通の歩行、床掃除、荷物の積み卸し、子供の世話、洗車 | 20 |
速歩、自転車、介護、庭仕事、子供と遊ぶ | 15 |
芝刈り、家具の移動、階段の昇降、雪かき |
10 |
重い荷物を運ぶ |
7~8 |