食中毒の原因 まとめ
食中毒の原因 まとめ
(1)発症原因の種類 ・・・原因には細菌、ウイルス、自然毒による食中毒があり、それぞれが原因となりやすい時期(季節)があります。
(3)サルモネラ菌 ・・・感染型食中毒。加熱不足の肉、魚、卵が原因となりやすく、ハ虫類の便に多く検出されます。鶏肉の常在菌。
(4)カンピロバクター ・・・エンテロトキシン(腸管毒)による食中毒ですので毒素型。鶏の生肉が原因として多い。鶏肉の常在菌。
(5)腸炎ビブリオ ・・・溶血素という毒素を産生する。魚介類が原因となり易いのは、好塩菌であるためで、漬け物などの塩分を含む食品にも二次感染し、夏場に食中毒が広がりやすい。
(6)黄色ブドウ球菌 ・・・エンテロトキシンによる毒素型食中毒。常在菌で、弁当やおにぎりで発生しやすい。
(7) 腸管出血性大腸菌(O157、他) ・・・毒素型。O157が産生するベロ毒素の作用により、食中毒症状だけでなく、溶血性尿毒症症候群として溶血性貧血、腎不全、血小板減少症、また急性脳症を起こすこともあります。
(8)ノロウイルス1 ・・・食中毒症状、感染時の対処法、検査法。
(9)ノロウイルス2 ・・・汚物の処理、衣類の洗濯、感染を拡大させないための対策。
(10)A型、E型肝炎ウイルス ・・・・・・どちらもエンベロープを持たないので、エタノール、有機溶剤、石けんで洗うのが有効です。
2019年の三重県内食中毒
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