蓮(ハス)に関する情報のまとめ
蓮(ハス)に関する情報のまとめ
「医者を青くするもの」のシリーズの中で、「蓮」及び「レンコン」に関連する情報を抜粋しました。
レンコンの収穫時期は9~10月ですが、市場に出回る出荷量が増える「旬」は、11~2月とされています。
例年10月に入ると気温が下がり始め、成長がストップして枯れ始めるので、その頃から収穫します。
そして9月に収穫したレンコンはアッサリとした食感で、10月後半に収穫したレンコンは、粘りけが増し、モッチリとした食感だそうです。
さて、過去に紹介させて頂いた以下の項目以外に少し視点を変えると蓮(はす)の葉には、想像を超える性質があることを簡単に触れておきます。
その性質とは「ロータス効果」あるいは「ハス効果」と言われる機能とナノテクノロジーとして電子回路にへの応用です。
ロータス効果 ・・・・リンクしてます。
ハスの葉の表面についた水は表面張力によって水滴となり、葉から転がり落ちます。
その微細構造は、上のリンク先を参照して頂きたいが、決して「ハスの葉の表面がツルツルしているから」ではありません。
従来までの撥水効果とは、表面がツルツルしている事で「水をはじく効果」でした。
ところが「ハスの葉のロータス効果」は、従来の概念を壊し、規則正しい凸凹構造が水をはじく性質を与えていました。
この技術を科学的に再現するため、様々な素材を用いた技術開発により、屋根、壁、塗料や屋根材、衣類、登山用具、水遊び用具などにも広く利用されています。
そしてその技術はさらに発展し、衣類に施されたロータス効果が洗濯後のアイロン処理で元に戻すことも可能になっています。
その一つに「ゴアテックス」という製品がございます。
蓮の糸 ・・・・リンク先は、蓮糸(れんし)の説明が解りやすいと思います。
言い伝えであり、何ら科学的な根拠はありませんが、「蜘蛛の糸」ならぬ「蓮の糸」は、ハスの繊維で作った糸で、俗に、極楽往生の縁を結ぶという言い伝えがあります。
また、ミャンマーやタイでは、高僧への贈り物として「蓮糸織布」は、大変貴重な「幻の糸」とさえ言われています。
そして現在、「蓮の糸」は、まさに「幻の糸」として新たな素材としても注目されています。
それはこの蓮糸をコイル状にした後、銀をコーティングして「電子回路」に使おうというナノテクノロジーの分野でも注目されています。
・・・・まさに蓮の糸をつかむことで新しい世界が広げられるかも知れません。
このサイトで紹介した蓮、レンコンの生理作用 ・・・関心を持てる項目があれば幸いです。
(97)蓮2 -レンコン1- ・・・ポリフェノールが脂肪肝に有効か?
(98)蓮3 -レンコン2- ・・・ポリフェノールは肝内の中性脂肪を減らす!
(99)蓮4 -レンコン3- ・・・但し、血中の中性脂肪は減らない。
(100)蓮5 -レンコン4- ・・・ポリフェノールは中性脂肪合成過程の酵素を阻害!
(101)蓮6 -レンコン5- ・・・蓮根のポリフェノールの構造は分解されても抗酸化力がある
(103)蓮8 -蓮の実2- ・・・蓮の実茶の日焼け防止効果は?
(104)蓮9 -蓮の実3- ・・・蓮の実茶を与えたマウスの皮膚組織は?
(105)蓮10 -蓮の実4-・・・紫外線照射した水と蓮の実茶を与えたマウス上皮と角質の厚みを比較。
(106)蓮11 -蓮の実5- ・・・皮膚組織中のカルボニル基を測定する意味について
(107)蓮12 -蓮の実6- ・・・蓮の実茶で皮膚組織のカルボニル化は防げるのか?
(108)蓮13 -蓮の実7- ・・・蓮の種の主要な活性成分はビスベンジルイソキノリン。
(109)蓮14 -蓮の実8- ・・・蓮の種エキスが認知機能や記憶機能を改善しています!
(110)蓮15 -蓮の実9- ・・・蓮の胚エキスが空間認識機能の改善効果を示した!
(111)蓮16 -蓮の実10- ・・・蓮の胚エキスが学習と記憶機能を改善している!
(112)蓮17 -蓮の実11- ・・・蓮の胚エキスは、アセチルコリンが受容体に作用できるようサポートしている!
(113)蓮18 -蓮の実12- ・・・海馬の神経細胞を活性酸素にさらしたときの蓮の胚エキスの抗酸化作用による神経細胞死の防御効果
(114)蓮19 -蓮の実13- ・・・海馬の神経細胞を活性酸素にさらしたときの神経細胞内活性酸素除去効果
(115)蓮20 -蓮の実14- ・・・上記(108)~(114)を整理しておきます。
(116)蓮21 -蓮の実15- ・・・蓮の肧のメタノール抽出エキスに含まれる抗酸化物質
(117)蓮22 -蓮の実16− ・・・蓮の実の食べ方