オゾン (6)オゾンによる食品の除菌と脱臭
オゾン (6)オゾンによる食品の除菌と脱臭
食品の消毒におけるオゾンの利用
生鮮野菜、生鮮水産物、無加熱加工食品(ギ ョウザ の皮、生めん、生そば、ピザ生地など)、漬け物などは、適切な殺菌方法がほとんどなかったため、オゾンの利用が進みました。
実際に、漬物、コンニャク、生キノコ類、水煮加工品(竹の子、グ リーンピース、山菜など)では、オゾン水濃度 0.05~0.5ppm で5分程度の浸漬処理が行われています。
また、原材料としての小麦粉、精白米、胚芽米、大豆、そば粉、香辛料、干しシイタケ、コーンスターチ、グラニ ュー糖、上白糖、きな粉については、ガス状のオゾンで処理され、
ジャガイモ、サ ツマイモ、ショウガ、などではオゾン水で処理されています。
これらの食品に対する除菌だけでなく、調理器具(工場では調理装置)や調理環境におけるファンや送風ダクト、あるいは保存環境となる冷蔵室や調理室全体(あるいは工場全体)まで除菌しているケースもございます。
これらの除菌と同時に、食品の取扱に伴う臭いや食品加工に伴う臭いの消臭も可能にしています。
さらにオゾンの利用は、生牡蠣に由来するノロウイルス対策として、オゾンのマイクロバブル処理で生牡蠣の安全性を維持している例もあります。
食品の保存期間の延長も可能にする ・・・リンクしてます。
生鮮食品に限らず、加工食品でもそれぞれ、賞味期限や消費期限が設定されていますが、これらの食品をオゾン水処理やオゾンガスでパッキング包装をすることで、保存期間が延長される例が少なくありません。
・・・・結果的に賞味期限や消費期限が延長され、食品ロス(食品廃棄)を減らそうと言う試みも始められています。
次回は、家庭用オゾン発生装置の安全性についてご紹介します。