レビー小体病 (17)レビー小体病のまとめ
レビー小体病 (17)レビー小体病のまとめ
このレビー小体病のシリーズで紹介させて頂きました内容を整理しておきます。
(1) レビー小体病とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レビー小体病(シヌクレイン病)の基礎
(2) レビー小体型認知症の症状 ・・・・・・・・・・・レビー小体型認知症について
(5) バーキンソン病とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パーキンソン病について
(8) パーキンソン病の外科的治療 ・・ここまではすでに医療現場でなされている事の説明。
(9) パーキンソン病の遺伝子治療 1 ・・・・・・・以下は、まだ研究段階の治療法の紹介です。
(17) レビー小体病のまとめとワクチン ・・・・このページ。
<私見>
これまでに紹介させていただいた内容を整理しておきます。
まだ研究段階にある治療には遺伝子治療、造血幹細胞移植治療、予防接種及び iPS細胞を用いた治療の4つがあります。これら以外にも今後さらにより的確な診断方法や新しい治療薬の開発も進められています。
造血幹細胞移植治療とiPS細胞を用いた治療は、技術こそ違いますが方法としては同じと考えられます。
どの治療法であっても、さまざまな治療法が確立されたなら、治療法の選択範囲が広がりますので大変素晴らしい事です。
なかでも予防接種すなわちワクチンでの予防が有効なら、パーキンソン病やレビー小体型認知症の発症前に防ぐことが出来るという意味では、最も素晴らしい方法ではないでしょうか。
2006年6月5日には、オーストリアのAFFiRiS社が、すでにワクチンの臨床試験に入っています。ワクチンの有効性、有効期間などの予防効果を評価するにはさらに時間がかかりそうですが、期待したいと思います。