老後資金 (5)不足分を補うのに近道はない
老後資金 (5)不足分を補うのに近道はない
不足分を補うのに近道はない ・・・確かな対策は、働き続けること。
年金不足分を補う基本は、働ける健康状態であれば何らかの仕事に就くことで年金不足額を補うこと以外ありません。
・・・・ところが、高齢者雇用に関する行政対応が遅れすぎていると考えます。
年金不足分あるいは、退職金があっても将来不安がある場合、定年後も継続して働こうとしても、一定額以上の収入がある場合、上のリンク先が示す通り、受給している年金額が減額あるいは停止されます。
年金制度の維持がやっとでも、受給できる年金額は、少子高齢化のため支え手となる就業者(労働者)が減る傾向から、今後も受給年金額が減額されることは避けられません。
働き続けることで、厚生年金に加入して年金制度を支える側になっているのに、年金が減らされれば、当然、働く意欲は薄れるでしょう。
60歳以上の労働者は、雇用の確保と社会保障費を負担しているので、所得税を減税し、高齢で働く意欲と年金不足分を補いやすくする。
年金受給者が働いても、受給年金額の減額を行わない。
・・・・基本は、働ける健康状態であれば何らかの仕事に就くことで年金不足額を補いこと以外ありません。
但し、国の2つの制度改革の遅れに大きな原因があります。
その一つが、国の年金制度であり、
他の一つが高齢労働者に対する社会保障(厚生年金、雇用保険)制度改正の遅れです。
国の年金制度は、労働者人口とその所得に応じて保険料が納められている以上、需給バランスを維持する以外に、年金制度を存続させることは出来ません。
次回は、制度改革の遅れについて考えてみましょう。
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