リンゴの皮 まとめ
リンゴの皮 まとめ
しかしながら、リンゴの皮に含まれる物質については、詳しく触れていませんでした。
そこで今回、以下の報告からリンゴの皮に含まれる降圧作用が期待される物質のアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害活性に関する詳細な報告をご紹介させて頂きます。
タイトル(右のリンク先28ページ):INHIBITION OF ANGIOTENSIN CONVERTING ENZYME BY FLAVONOID-RICH APPLE PEEL EXTRACT, FLAVONOIDS AND SELECTED METABOLITES
訳:「フラボノイドの豊富なリンゴの皮抽出物であるフラボノイド類とその対処産物によるアンジオテンシン変換酵素の阻害」
研究者:Nileeka Balasuriya
研究機関:ダルハウジー大学(Dalhousie University)、カナダ
(5)リンゴの皮に含まれるフラバン、フラバノン類によるACE阻害活性
(6)リンゴの皮に含まれるケルセチン代謝物によるACE阻害活性
(7)リンゴの皮に含まれるフラボノイドのACE阻害活性の比較
私見
今回は、リンゴに含まれるポリフェノールの降圧作用についてご紹介させて頂きました。
しかしリンゴには、これまで次のような作用を持つ物質も含まれていることをご紹介しています。
プロシアニジン ・・・認知症の進行阻止。また、この構造に含まれるカテキンには、抗がん作用や動脈硬化の予防作用も期待されます。
他にも、食物繊維(ペクチン)による放射性セシウムの排出作用まで期待されます。
・・・何気なく捨てていたものの中にこそ、価値のあるものが含まれていそうですね!
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