高齢者白書 (5)一人暮らしに関する認識
高齢者白書 (5)一人暮らしに関する認識
高齢期の一人暮らしに関する認識
下のグラフで、上の方は「「老後に一人暮らしをすることになった場合に不安がありますか?」と言う質問に対するアンケート調査結果を示しています。
ピング色と水色の部分が示す「大いに不安」と「やや不安」をわせると、82%もの方が不安を感じています。
次に、「不安の具体的内容」について尋ねた結果が、上のグラフの下半分に示されています。
不安の内容は、「病気になったとき」、「寝たきりや身体が不自由になり、介護が必要になったとき」、「買い物などの日常生活」に対する不安が大部分です。
さて、「病気になったときの不安」とは、通院の不安、治療に関わる医療費についての不安、あるいは終末期に対する不安なのかまでは、明らかではありません。
また、「寝たきりや介護が必要になった時の不安」は、同居の有無、ひとり暮らしかどうか、介護度などによっても大きく異なるでしょう。
他にも不安の要素はいくつも上げられていますが、それぞれについて具体的にどう備えるかについて、身内や近隣の方、あるいは医療機関や行政などにも相談し、まずは様々な選択肢を知るところから備えられている方は、少ないように思われます。
他のヒトの意見や同年代の方の備え方を話し合ってみることで、少しでも具体的な備えをしていただきと思います。