新型コロナウイルス対策としての家庭内消毒 (4)有効性の違い
新型コロナウイルス対策としての家庭内消毒 (4)有効性の違い
これまで説明させて頂いた(1)次亜塩素酸水 と (3)次亜塩素酸ナトリウム の有効性の違いについて簡単にご紹介させて頂きます。
但し、ウイルスに対する効果ではなく、細菌とカビです。
次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの殺菌力の違い ・・・ヴィーダ株式会社のデータを引用させて頂きました。
下の表は、ウイルスではなく細菌とカビに対する次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果の違いを示しています。
また、両消毒薬の濃度も少し異なっています。
上の表から、次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの4種類の細菌とカビに対する有効濃度は、次亜塩素酸の方がより有効であることが解ります。
但し、次亜塩素酸のpH5.2は、(2)消毒に適した次亜塩素酸水のpH で示した最適なpH5〜6.5 の範囲で最も酸性側であり、次亜塩素酸ナトリウムpH9 は、次亜塩素酸イオン(ClO-)が豊富で主に細菌やカビの表面を攻撃している状態における有効性の違いを示していると判断できます。
市販の家庭用洗剤による消毒
厚生労働省が公表しているモノに付着したウイルス対策として、以下のような洗剤も有効である事を示しています。
次回以降、上の四角の枠で囲まれた界面活性剤について、具体的にご紹介させて頂きます。