新型コロナウイルス対策としての家庭内消毒 (5)界面活性剤
新型コロナウイルス対策としての家庭内消毒 (5)界面活性剤
前回の「(4)有効性の違い」で、厚生労働省が公表しているモノに付着したウイルス対策として、以下のような洗剤も有効である事を示しました。
そこで今回は、下の表の中からアルキルグリコシドについて、具体的にご紹介させて頂きます。
アルキルグリコシドとは
アルキルグリコシドとは、メタン系炭化水素(アルカン)に糖(グルコース)が結合した界面活性剤を言います。
具体的な商品名のイメージとしては、こちらの洗剤のリスト内で検索しますと、下に示した黄色のマークが付いた製品名の列をご覧下さい。
上の表の通り、花王の製品では、マジックリンやトイレマジックリンです。
トイレマジックリンには、逆性石けんの塩化ベンザルコニウムも混ざっています。
・・・すなわち、しっかりきれいにしておきたい台所やトイレ用洗剤を使って、室内を掃除すれば新型コロナ対策として効果が期待できると考えられます。
同様に、アルキルアミンオキシドは、マイペットやガラスクリーナー、キッチンクリーナーに含まれている事が解ります。
そして塩化ベンザルコニウムは、バスマジックリンに含まれていることが解ります。
つまり、上記の界面活性剤が含まれている洗剤で室内を掃除すれば、何ら特別な消毒薬を使わずにコロナ対策が出来ることを意味しているのではないでしょうか。