新型コロナウイルス対策としての家庭内消毒 (6)手や指などのウイルス対策
新型コロナウイルス対策としての家庭内消毒 (6)手や指などのウイルス対策
厚生労働省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」の手指の消毒については、次のように説明されています。
1.手洗い
手や指についたウイルスの対策は、洗い流すことが最も重要です。
手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせます。
手洗いの後、さらに消毒液を使用する必要はありません。
参考:新型コロナウイルス対策ポスター「新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう。」
2.アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液も有効です。
アルコールは、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。
<使用方法>
濃度70%以上95%以下(※)のエタノールを用いて、よくすりこみます。
(※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。
<注意事項>
※アルコールに過敏な方は使用を控えてください。
※引火性があります。空間噴霧は絶対にやめてください。
参考:厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A」(“新型コロナウイルスについて”問8 食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することはありますか。)
私見
スーパーやドラッグストアーで、一時期、手指の消毒薬の在庫がなくなりましたが、手洗いだけで充分である事が解りました。
また、「(5)界面活性剤」で、マジックリンやマイペット、キッチンクリーナー、バスマジックリンが有効である事が解りましたので、これらを薄めてドアノブや手すり、テーブルや椅子などの消毒に使うという手もありそうです。