COVID-19感染予測(日本版)
上のリンク先をクリックして頂きますと、日本国内の COVID-19 (新型コロナウイルス感染症) の感染の広がりについて、都道府県別で予測を表示しています。
予想対象期間は、予測開始日から起算して将来 28 日間で、
国レベルの予測は都道府県別の予測値を足し合わせて表示しています。
これは、医療機関や公的機関を始めとする COVID-19 の影響を受ける組織が、今後に向けてより適切な対処を検討・準備する上で手がかりとなる情報の一つとして利用されることを目的に公開しています。
上記を2020年の年末の時点で東京都の予測値で見ますと、2021年1月20日頃には、陽性者数が2000人に達する予測でした。
しかしながら、現実にはその予測を大きく上回り、2021年1月7日時点で、すでに二千人を上回り、全国では7千人を超えています。
その頃の死亡者数は1日で20人程度と予測されています。
機械学習のプログラム言語
上記の予測は、機械学習に基づくAI(人工知能)プログラムで予測されています。
そのプログラム言語はPython(パイソン)らしい。
パイソンでは、どんなことが出来るか? については、こちらを参照して頂きたい。
学ぶ意欲さえあれば、書籍もたくさん出ていますが、オンラインでも学べます。
さて、話はそれてしまいましたが、新型コロナウイルス感染症の流行予測が人工知能でほぼ実用化に近い所まで来ているようです。
しかしながら、それに対する有効な対策を機械学習でメニューのように示して頂けると尚良いのですが、そのためにはまず有効な対策のデーターベース化が必要になりそうです。
従って、人工知能の予測を変えるための幾つもの選択肢を組み合わせて、より効果的な対策を打ち出さなければなりません。
今後の感染拡大を防ぐために、適切な対処を検討・準備する上で手がかりとなる情報の一つとして利用されることを目的としないなら、人の知恵は機械学習の予測に任せても何ら予測データを利用できないことになってしまいます。
しかしながら、対策が遅れている問題は、新型コロナウイルス感染症の問題だけではありません。
環境問題、
平和のための安全保障問題、
貧困や少子化の問題、
人種差別、
人権、いじめ問題。
スポーツにおける暴力、
そして日本では、誰もが解っているのが、莫大な国の財政(借金)問題と使用済み核廃棄物の処理と保管の問題です。
これらのあらかじめ、手を打たなければどうなるかについては、解っていてもやっていないこと、出来ていないこと、取り組もうともしないことが沢山あることに気づかされます。
・・・つまり、ヒトの知識や知恵は理性的、論理的であっても、自我をコントロール出来ないのだと思います。
一言で言うなら、「解っちゃいるけど、止められない」のでしょう。
ここまで考えて見ると、仮に人工知能が解決策を打ち出しても、ヒトは実行しない、あるいは実行できない可能性が考えられないでしょうか。
なぜなら、国のリーダーが何よりも国民を守ろうとしているようには見えないからです。
登山では
登山では、「山、ヒト、天候」を見誤れば、命を失う危険性を排除できません。
これを今の新型コロナ感染症の状況に置き換えて見ますと、「課題、ヒト、感染状況」に置き換えて考えて見ますと、
課題を甘く見ていないか? ・・・・治療法や予防法が確立しているとは言えない状況での経済活動優先策は妥当か。
感染状況の評価を過小評価していないか? ・・・・感染初期より、検査を充分には受けられない状況でした。
そしてヒトの現在の対処能力の限界を知っているか? ・・・少なくとも医療現場がひっ迫している状況で今後の対応が出来るのか?
いずれの面でも、「自分の身を自分で守れる状況」にはありません。
その一方で、看護学校の教員や大学院生まで動員を要請してますが、日常的に医療業務に携わっていない教員を現場に送る状況は、「学徒動員」のようなものです。
今になって、ベッドを増やしたところで看護師不足問題は解決できません。
財政難に伴い、社会保障制度(教育、医療・介護、年金)をこれまで削り続けてきた事を考えると、感染拡大に伴う社会保障体制が整っているようには見えません。
欧米では数万人単位の感染者が出ても対応出来るだけの医療スタッフがいますが、日本の医療機関における対処能力の低さは、人材不足にある事を気がつかないようでは救える命を守れないのではないでしょうか。
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